春のセンバツ『21世紀枠』最終候補 部員21人全員島育ち、長崎県立壱岐高校野球部の挑戦
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- Опубликовано: 14 янв 2025
- 今年の春のセンバツ高校野球で「21世紀枠」の最終候補となっている長崎県立壱岐高校。限られた練習環境や遠征の負担。ハンデを乗り越え挑む島民の夢「壱岐から甲子園」へ!全力で挑む選手たちと、島の熱気を取材しました。離島からの挑戦【壱岐】九州北東の玄界灘に浮かぶ玄界灘に浮かぶ、人口約2万4千人の小さな島。南北約17km、東西約15km。博多港から高速船で約70分。壱岐高校野球部 坂本徹監督(選手たちに):
「1月24日の(21世紀枠)発表に向けてやるべきことは変わらないんだけど、質と量を上げていかないといけないと思っているのでその覚悟を持ってまた新年頑張っていきましょう!よし!」人口2万4千人の島・壱岐。この島にある壱岐高校の野球部は、部員21人全員が島で育ちました。島内4校の中学軟式野球部出身です。試合会場に行くために、お金も時間も体力もかかる「離島の高校」という大きなハンデを乗り越え、壱岐高校は秋の県大会で初の準優勝を成し遂げました。そして創部49年目で初めて挑んだ九州大会では、熊本の強豪校を破りベスト8に入りました。壱岐高校野球部 坂本徹監督:
「チーム全員でがむしゃらにひとつのアウトを取りに行きますし、1点をもぎ取ろうという意識、そういった思いが強くなった。野球に対する姿勢、これまでの年代よりも‟勝ちたい”という欲に飢えている」階段ダッシュで鍛える心技体野球部専用のグラウンドも、屋内練習場もない壱岐高校。選手たちは学校の近くにある山、岳の辻の登山道にある『全長300メートル』の階段ダッシュで、全国の強豪校に挑む体力とメンタルを鍛え上げてきました。2年生 小西桜ノ介選手:
「いくぞ!みたいな。気持ち上げて走らないと持たないので気持ちでいってます」エースでキャプテンの浦上投手は壱岐市立郷ノ浦中学校出身です。2年生の時、九州大会で優勝を経験しています。壱岐から甲子園出場の夢を果たすため、地元に残ることを選びました。2年・キャプテン 浦上脩吾選手:
「小中と一緒にやってきてる仲でもありますし、壱岐市内で対戦相手となってきた仲であるので、団結力がほかのチームよりあるのは感じています」九州大会で2打点の活躍を見せた久田選手も、浦上投手と同じ郷ノ浦中学校出身です。2年 久田魁選手:
「強いチームに打ち勝ったりできているので、成長できているなと思いました」島を挙げての期待と応援離島の高校で、少人数というハンデを抱えながらも、「九州大会ベスト8」となった壱岐高校は、今年春のセンバツで全国から2校が選ばれる「21世紀枠」の最終候補になっています。春夏通じて『初の甲子園』出場へ!壱岐の島では日に日に期待が高まっています。センバツに向けて、すでにホテルを予約した島民もいるんだとか。壱岐市民:
「誰と話していても甲子園の話になります。みんなが楽しみにしてる瞬間が今年来ればなと思っています」壱岐市民:
「できることなら行って応援したいくらいです。決まってほしいですね」壱岐市民:
「夢が持てると思います。他の離島の子どもたちも『自分たちもできるんじゃないか』って」壱岐の中学生:
「先輩たちが頑張ってるのを見て自分たちも頑張ろうと思いますし、甲子園に出たら壱岐の野球を全国に広めてきてほしいと思います」壱岐高校野球部OBの樋口さんは、島内に掲げる横断幕などを作成しました。後輩たちの甲子園出場を待ち望んでいる1人です。壱岐高校野球部OB 樋口伊久磨さん:
「試合の応援に行ったり。物心両面いろんな支援をしています。日本各地に出身の方とかゆかりの方とかいますので、ぜひ一緒に応援してアルプススタンドを埋めつくせればと思います」学年関係なく、仲が良いのも壱岐高校の強みです。この日は、辻村選手の家に仲間が集まりました。父 辻村春樹さん:
「ご飯だけはたくさん炊いとるけん、残さんでしっかり食べてください」2年 安原奨弥選手:
「『壱岐から甲子園』と横断幕を掲げていることがすごく嬉しくて、もっとがんばろうと思いました」1年 中村匠選手:
「すごいね!とか、もっとがんばれ!とか言われて、これが甲子園に行ける高校なのかなと実感しました」2年 中上仁選手:
「プレッシャーは少しあるんですけど、一番は決まったときのワクワク!もし決まらなかった場合は夏自力で自分たちで行くんで。まずは目の前のことをこなして決まったら自分たちの野球するだけかなと思います」保護者も、遠征費用を負担するなど離島ならではのハンデを選手たちと一緒に乗り越えてきました。2年 辻村悠士選手:
「(遠征とか)ついてきてくれる保護者もいて、いつも応援してもらってます。いつも感謝してます」
父・辻村春樹さん:
「ほんとですか?笑」父・辻村春樹さん:
「どうしても経費と労力がかかる…。ただ嬉しい悲鳴なので、今回も遠征もかなり多く行かせていただきましたけど、親の踏ん張り時かなというところで、みんながんばっています」必勝祈願―島から甲子園へ今年の練習初日、選手たちは島内の神社で必勝祈願に臨みました。「壱岐から甲子園へ」ー。選手たちは、憧れの聖地での活躍を誓いました。2年・キャプテン 浦上脩吾選手:
「夏、自力で甲子園行けるようにという願いを込めてお祈りしました。地域の方々や保護者の方々に支えてもらっている分、結果で恩返しというのが一番自分たちもいいと思っているので、それに向かってまずはみんな燃えて来ていると思います」春のセンバツ「21世紀枠」の発表は1月24日です。選手たちも島の人たちも吉報を待っています。【クラウドファンディング】
長崎県壱岐市では、3月16日まで「壱岐高校野球部応援プロジェクト」のクラウドファンディングを実施しています。目標額は1,000万円。寄せられた寄付は甲子園出場の支援に、甲子園出場が叶わなかった場合は、壱岐高校野球部を含む壱岐の子どもたちの活動全般に係る費用に活用するということです。
詳細は NEWS DIG でも!↓
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